イラストレーターのパスファインダーについてまとめ

今回は、パスファインダーについてまとめてみました(∩´∀`)∩パスファインダーでは以下のような図形を作成することができます。

合体

選択したすべてのオブジェクトを合体させます。塗や線は一番上のオブジェクトのものに統一される。

f:id:asobitukusou:20201122064107p:plain

f:id:asobitukusou:20201122065547p:plain

前面オブジェクトで型抜き

一番下のオブジェクトがそれより上のオブジェクトすべてで型抜きされる

f:id:asobitukusou:20201122064952p:plain

f:id:asobitukusou:20201122065642p:plain

交差

すべてのオブジェクトが交差する部分だけが残る。塗や線は一番上のものに統一される。

f:id:asobitukusou:20201122065224p:plain

f:id:asobitukusou:20201122065916p:plain

中マド

オブジェクトが交差する部分が切り抜かれる。偶数個のオブジェクトが重なり合っている部分は切り抜かれ、奇数個のオブジェクトが重なり合っている部分は塗が適応される

f:id:asobitukusou:20201122070326p:plain

f:id:asobitukusou:20201122070257p:plain

分割

オブジェクトの重なりごとに分割される。塗や色はそのまま適応される。

f:id:asobitukusou:20201122073654p:plain

f:id:asobitukusou:20201122073606p:plain

刈り込み

上のオブジェクトで下のオブジェクトが型抜きされる。

f:id:asobitukusou:20201122073933p:plain

f:id:asobitukusou:20201122074346p:plain

合流

処理は刈り込みとほぼ同じ。ただし、同じ塗のオブジェクトがある場合、それらは合体して一つのオブジェクトとして分割される。

f:id:asobitukusou:20201122075202p:plain

f:id:asobitukusou:20201122075223p:plain

切り抜き

一番上のオブジェクトでそれより下のオブジェクトが切り抜かれる

f:id:asobitukusou:20201122075706p:plain

f:id:asobitukusou:20201122075617p:plain

アウトライン

オブジェクトの重なりごとに分割され、その境界線だけが残る。

f:id:asobitukusou:20201122075744p:plain

f:id:asobitukusou:20201122075925p:plain

背面オブジェクトで型抜き

前面オブジェクトで型抜きの真逆の処理。上のオブジェクトがそれより下にあるすべてのオブジェクトで切り抜かれる。

f:id:asobitukusou:20201122080513p:plain

f:id:asobitukusou:20201122080708p:plain

実際に素材を作ってみよう!

①月

大きな正円の上に小さな正円を重ねます。パスファインダーで「前面オブジェクトで型抜き」。

f:id:asobitukusou:20201122095735p:plain

②ドーナッツ

大きな正円の上に小さな正円を重ねます。パスファインダーで「前面オブジェクトで型抜き」。チョコレートをかけて完成。

f:id:asobitukusou:20201122084540p:plain

f:id:asobitukusou:20201122084158p:plain

③雲

正円数個と長方形を用意します。すべてのオブジェクトを選択して、パスファインダーで「合体」。雲の完成。

f:id:asobitukusou:20201122084358p:plain

④ハート

正方形と丸二つを用意します。ハート型になるように重ね、すべてのオブジェクトを選択、パスファインダーで「合体」を押下。45°回転させ、完成。

f:id:asobitukusou:20201122095308p:plain

③角丸のキラキラ

1.四角を用意します。「効果」→「パスの変形」→「パンク・膨張」、「オブジェクト」→「アピアランスを分割」

f:id:asobitukusou:20201122093511p:plain

2.二つ目の資格を用意します。「効果」→「スタイライズ」→「角を丸くする」、「オブジェクト」→「アピアランスを分割」

f:id:asobitukusou:20201122090637p:plain

3.二つのオブジェクトを重ねて、「パスファインダー」→「交差」。角丸のキラキラが完成。

f:id:asobitukusou:20201122093623p:plain

f:id:asobitukusou:20201122093703p:plain

④レインボー図形

図形と直線を用意します。図形すべてを選択して、パスファインダーで「分割」を押下。グループ化解除(Ctrl+Shift+G)をして色を変更し完成。

f:id:asobitukusou:20201122094037p:plain

⑤文字のカット

「書式」→「アウトラインを作成」でアウトライン化した文字列と直線を用意します。図形すべてを選択して、パスファインダーで「分割」を押下。完成。

f:id:asobitukusou:20201122094653p:plain

複合シェイプ

パスファインダーの各ボタンをそのまま押下するとオブジェクトは処理後のオブジェクトの形になります。しかし「Alt+(例えば)合体」を押下すると「複合シェイプ」という仮想のオブジェクトが作成され、後から各オブジェクトの位置を編集できるようになります。

f:id:asobitukusou:20201122104351p:plain

編集したい際は、各オブジェクトの上でダブルクリック→編集モードに切り替え、位置を調節します。

f:id:asobitukusou:20201122104927p:plain

位置の調節が終わったら、パスファインダーの「拡張」ボタンを押下。各オブジェクトの完全統合ができます。

f:id:asobitukusou:20201122104621p:plain

f:id:asobitukusou:20201122104822p:plain

まとめ

今回はパスファインダーについてその基礎的な説明と、実践的な素材の作り方についてまとめてみました!いろいろと検索しているとこの「パスファインダー」というものを使って、デザイナーの方たちはいろいろな素材やロゴなどを作成しておられるようです・・・!すごい(; ・`д・´)!私も少しずつですががんばります!